February 24, 2005

[BOOK]陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)

陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)
著者:京極 夏彦
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内容紹介:白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の5度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るよう依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。ただ困惑する小説家をよそに、館の住人達の前で探偵は叫んだ。――おお、そこに人殺しがいる。

また厚い本だよーーー!どうしよう、読みたくない読みたくないのに・・・といつものように分厚い本を片手にひたすら読書しなければならないという呪いのような魅力の京極 夏彦作品。今回は作品の途中でなんとなーく見解が見えそうになる場面もありますが相変わらず「ひゃあ!」と素っ頓狂な声を上げてしまうほどおどらかされます。ひゃあに★4個です。

[遠藤 香]

[DVD]隠し剣 鬼の爪 特別版

隠し剣 鬼の爪 特別版
監督: 山田洋次
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匠・山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』に続いて藤沢周平の時代劇小説を原作に取り組んだ時代劇。個人的には『たそがれ清兵衛』よりも、心理描写や心情面をきめ細やかに、そして熱心に描写している作品だと思いました。そういったきめの細やかな表現により、一つ一つの台詞に重さや意味を持たせて感動的に仕上がっているのだと思います。
前作を気に入ってる人の中には酷評な人もいるでしょうが、出演者の演技力でカバーできているような気がします。

[遠藤 香]

[BOOK]犬と鬼―知られざる日本の肖像

犬と鬼―知られざる日本の肖像
アレックス カー
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抜粋:日本で育ち、日本をこよなく愛するアメリカ人である著者が、怒りと悲しみを込めて現代日本の病理を暴く。破壊される自然環境、ちぐはぐな都市建築、日本の魂を崩壊させる官僚政治。慢性的に進行する日本の「文化の病」を、丹念に掘り起こしてわれわれ日本人に突きつける、衝撃の1冊。

知らなかったこと、興味を持たないようにわざと避けていた部分を直視させられる一冊。自然破壊は頭で理解していてもどうにもならないと思っていたものの、行政や色々な自分を取り巻いているパーツすべてが破壊に繋がっているということを理解させられる一冊でした。すごく重い内容で、ぐったりしてしまいました。

[遠藤 香]

February 17, 2005

[BOOK] 水木しげる伝

完全版 水木しげる伝〈上〉戦前編
著者:水木しげる
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 もはや知らない人はいないであろう鬼太郎の生みの親。波乱の漫画家水木しげるの自筆自伝漫画です。漫画で描かれているからっていうことでもなく、とにかくこの人の人生面白すぎます。そして本当に波乱万丈。知っての通り戦争にも行ってますし、そこで片腕を落とすことになりますが、それでもとにかく元気。産まれた時から、学生、戦時中、貧乏時代、そして全盛から現在に至るまでの壮大ながらも、スラスラ読める楽しい自伝。これを読むだけで一気に水木しげるファンになってしまうはず。ふはっ。

[堀江 健太郎]

[DVD] 体育館で24時間鬼ごっこ

 ご存知「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で罰ゲームとして放送された、24時間鬼ごっこのDVDです。なんで罰ゲームに至ったかとかはどうでもよくて、とにかく見れば意味なく笑えます。ひたすらくだらない。どんな時でも突然現れる鬼。鬼の胸にはキーワードが書かれていて、捕まるとそのキーワードに関係した罰が与えられるのです。たとえば「タイキック」と書かれた鬼に捕まると、突如ムエタイ選手が現れ、容赦なくお尻にケリをいれます。その非道なまでも冷酷な罰に、見てるこちらも脅威を感じてしまいます。
 トイレでも、就寝中も、いつ出るかも分からない鬼と対決する24時間鬼ごっこ。見てない人は一見の勝ちあり。見たことある人もまた見たくなる内容です。

[堀江 健太郎]

[DVD] 帝都物語

帝都物語
監督:実相寺昭雄
原作:荒俣宏
脚本: 林海象
出演:勝新太郎
 嶋田久作
 原田美枝子ほか

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 私としては知らない人がいるなら「なんで!」と驚いてしまうくらい大好きな映画です。ちょっと前に流行った陰陽師:安倍晴明なんてのももちろん出ています。つまり、そう。里見八犬伝にも似た日本オカルトの部類です。この映画の何が見どころかといえば、安倍晴明を先祖とする嶋田久作の演じる「加藤」でしょう。これがもう怖いんですよ。時代背景もちょうどいい具合でね、たまりません。ホラーではないですけどね、この映画は存在感ありすぎて小学生の頃はちょっとしたトラウマでした。
 日本オカルトのオンキリキリとか、六芒星とか式神などなど好きな人には大変お勧めです。そして肝心の鬼ですが、デザイン担当はエイリアンの生みの親「ギーガー」です。が、例え鬼でも嶋田久作にはかないません。。

[堀江 健太郎]

[BOOK] YAIBA

 今では「名探偵コナン」で名を馳せる人ですが、それ以前に描いていたこちらも長編漫画全24巻。ジャングル育ちのサムライの少年が、様々な出来事に向かい成長していきます。成長するたびに強くなる剣や、個性的なキャラクターも続々登場。柳生十兵衛・佐々木小次郎やら天草四郎といった人物も出てきます。そしてその主人公のライバルは剣の力を欲しいが為に魂を売ったことで、鬼となり主人公:刃(やいば)と色々と繰り広げられるのです。
 少年サンデーで連載されていたということもあり、小学生でも読めるようなちょっと面白いけど、たまには熱くなっちゃうような、ドラゴンボールとかあぁいった感じのサムライ漫画です。個人的にはコナンよりもおすすめ!。

[堀江 健太郎]

February 10, 2005

[BOOK]どろろ

 魔神にからだの48ヶ所をうばわれた少年百鬼丸。安住の地を求める百鬼丸には、常に妖怪がつきまとう。彼の刀をねらう奇妙な相棒、どろろをくわえて妖怪退治の旅の物語。
 ぐいぐいと物語に引き込む手法はやはり手塚氏ならでは。読んでいるうちに、的にも相棒にも、もちろん百鬼丸にも感情移入してしまい思わずほろり。
 人間の中に巣くう「鬼」の存在を見せ付けられます。

[遠藤 香]

[GAME]鬼武者3

大ヒットシリーズ「鬼武者」の原点に立ち戻り、壮大なスケールで幻魔と激しい戦いを描き出しているのが。今回の主人公は、第1作に登場した金城武が演じる明智左馬介に加え、映画「二キータ」などで知られるジャン・レノ扮するフランス軍人ジャック・ブランの2人。
えっ?ジャン・レノ?と思い早速プレイ。なんだこの違和感!この世界観の中に異国の人が!と、ゲームを進めるものの・・・面白い!異型の者ものも鬼と呼ぶのが妙に納得!!思わず朝まで切りまくってしまいました・・・

[遠藤 香]

[BOOK]実録鬼嫁日記―仕打ちに耐える夫の悲鳴

本書は最近の日本で大増殖中の「虐げられる夫」が日々のストレスの捌け口として綴ったブログを書籍化。
決して悪妻ではなく鬼嫁。虐げられる夫の悲鳴が遠く聞こえてきそうです。しかし、本当に悪妻じゃないんですよ、非常にかわいらしい。タイトルから感じるイメージより、「あぁ、夫婦っていいなぁ」と思わせる一冊でした。

[遠藤 香]

[BOOK]孤島の鬼

孤島の鬼
江戸川 乱歩
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密室状態での恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵まで、衆人環視のもとで殺された蓑浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。だが、そこで2人を待っていたのは、言語に絶する地獄図の世界であった。
初めて読んだときに、吐き気が抑えられなかった作品です。一晩で白髪になってしまうほどの生理的嫌悪、嗅覚を鋭くしてしまうようなお話展開・描写にいまだに再度読破できないでいます。でもちょっと読み返してみたい、怖いもの見たさが・・・

[遠藤 香]

February 03, 2005

[BOOK] エンジェル伝説

エンジェル伝説 1 伝説の幕あけの巻 (1)
著者:八木 教広

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 無口で心優しい高校生。ただひとつ人と違っていたのは、普段の顔がとにかく怖い鬼のような形相ということ。そんな彼があらゆる事件に巻き込まれたり、不良にからまれたりと、続々と伝説を作り上げていくことになります。
 不良漫画というわけでもなく、ギャグ漫画っていうほどギャグがあるわけでもないですが、おかしな展開に思わず笑ってしまいます。面白くてお勧めです。

[堀江 健太郎]

[GAME] 桃太郎電鉄

 鬼から連想すれば、やっぱり桃太郎の鬼退治。というわけで、桃太郎電鉄のお勧めです。ファミコン時代からあるゲームなので知ってる人も多いかと思いますが、簡単にいうとすごろくゲームです。電車で日本全国をすごろくで巡るのです。

 友達が家に集まった時にやると大変面白いのですが、1人でやるととても寂しくなります。一応コンピューター対戦というのもあるのですけど、会話がないのは寂しいですよ。ちなみにコンピューター対戦で、鬼を選べます。

[堀江 健太郎]

[鬼CD]The Last Supper(通常盤)

The Last Supper(通常盤)
電気グルーヴ

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「カフェ・ド・鬼」が収録された電気グルーヴのメジャーデビュー10周年記念のベスト盤。CMJK、砂原良徳、コーネリアス、DJ TASAKAなどのリミキサーとして迎えたある意味物凄く豪華な一枚。
最近はあまり目立った活動はないですが、この発売当初は「電気グルーヴ、また進化するのか!!」と鼻息荒く興奮しました。いまだに懐かしく思ってたまに聞いてしまいますが、今聞いても何の遜色もないので、これはいいアルバムだー!とまたちょっと鼻息が荒くなってしまいました。

[遠藤 香]

[鬼DVD]里見八犬伝

里見八犬伝
出演: 薬師丸ひろ子, 真田広之, その他
監督: 深作欣二
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個人的に大プッシュなDVDといえばやはり里見八犬伝!
悪霊軍団によって滅ぼされた里見家の静姫を救うべく、八つの玉で結ばれた八犬士たちが大活躍。今見ると撮影方法やCGの安っぽさに苦笑いですが、やっぱり面白い!
大人になってみると、また見え方も変わりますね。さすが深作欣二!女の見せ方がわかってる!生まれて初めてヌードとかよりチラッと見える太ももがいやらしいと思いました。劇中で夏木マリのヌードもあってうっとり。夏木マリは見事な鬼の母親です。あんな怖い顔で睨まれたり高笑いされたらかなりブルブルしてしまうに違いないです・・・。
薬師丸ひろ子のラブシーンが当時騒がれたらしいですが、今となってもあの初々しさは騒いでしまいそうです(一人で)。兎に角、遠藤大プッシュ!!

[遠藤 香]