鬼に願いを

鬼について調べている時、気になる名前の神社をみつけました。これはぜひとも見てみたいと、小旅行気分で行ってきました。


武蔵嵐山駅

   
池袋駅から東武東上線に乗って1時間と5分。東京都から埼玉県のとある場所へとやってきました。 駅の名前は『武蔵嵐山』。「あらしやま」ではなくて『らんざん』。むさしらんざんという駅です。 はい、振り向くとこんな感じ。レンガの歩道と整備はされていますが、不動産屋くらいしか見当たらない寂しさです。


探索

   
さて、これからとある神社を目指すことになるのですが、駅から離れれば離れるほど静かな街に。 溜め池なんてのまで出てきちゃったり。それにしても目的の場所がわからない。正直道に迷ってます。看板すらない。 随分遠くまで見渡せます。歩く範囲には何もないのか、人はいないけど車通りはやたら多い。日が暮れたら絶対真っ暗。早く見つけなきゃ。


鬼鎮神社

   
道に迷うこと25分。結局看板すら見つけることなく、偶然といってもいいくらいやっとこ見つけました。 こちらが今回の目的地『鬼鎮神社(きじんじんじゃ)』。名前に惹かれてやってきましたが、意外と普通の街の神社です。 鬼を鎮めるという名前の神社。これはここに鬼が鎮められているという伝説でもあるのか、由来が気になります。
     
   
はい、ストップ!この中にこの神社の全てが凝縮されているといっても過言じゃありません。それでは検証してみましょう。 賽銭箱脇の両柱にくくられているのは、初めて見ました『金棒』です。鬼といえばやっぱり金棒。トゲトゲしてます。 そして見上げると、赤鬼と青鬼の絵が飾られてます。鬼は3頭身で、キャラクターで良く見る人型というよりも妖怪の餓鬼に似たような体型です。
     
   
先ほどの絵は新しそうでしたが、鈴の裏には古そうで怖そうな鬼の絵が奉納されてました。これは鬼にお願いをしているのか、怯えて許しをこっているのか。見方で、随分解釈が変わってしまいます。 空を見上げるとやはり、ここにも立派な鬼瓦。鬼らしい鬼瓦です。これがあるとないではだいぶ印象が変わるんじゃないでしょうか。 これはこの神社の絵馬らしいです。先ほどの絵ですね。ん?これはもはや馬がいないですよね。これでも絵馬といえるのか、そしてご利益はあるのでしょうか?
     
   
振り返るとこんな感じ。ちなみにこの神社は勝負の神様として納められているんだとか。そして節分はやはり壮大に行われるようで、数千数万と集まるらしいです。節分に一度でいいから行ってみたいですね。 夕日に照らされ、コントラストがくっきり凛々しくカッコイイ鬼瓦。今回の企画で鬼瓦にかなり惚れ込んでしまいました。 帰りは帰りで再び道に迷い、35分さまよって駅に戻ってきました。地図も掲載しようと思ったのですが、全然わかりませんでした。電車は20分間隔。ヘトヘトで帰りはグッスリでした。




神社を見ている間にも2組が参拝に来てました。意外とご利益あるのかもしれないですね。
さて、今週はこれにておしまい。来週は再び遠藤さんがお送りいたします。
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