野球観戦 Vol.08
ハマっ子の名に恥じぬよう、横浜を応援してきました。
こんな初体験企画をやっているとも知らない友人から、タイミングよく初モノのお誘いをいただいた。お誘いがなければ行くことなんてなかったであろう、野球観戦を初体験してきました。
Text:堀江健太郎
中学・高校と運動部に所属して、遊びも含めて野球・サッカー・バレーボール・ラグビーなどなど、様々なスポーツをやってきた私ですが、実はスポーツにはまったく興味がありません。各競技のルールは知っているし、自身が選手としてやるのは面白いのですが、プロを含めた他人事には全く興味がなかったのです。 見ていて何が面白いのか。典型的スポーツ嫌いな人のセリフです。いままでJリーグ開幕やスラムダンクに触発されたNBAブームなど、いろんなスポーツブームがありましたが、そんな時でも私はさして興味を示すこともありませんでした。 待合せの関内駅。スタジアムはここからすぐ。
待合せの関内駅。スタジアムはここからすぐ。
そんな私に野球観戦のお誘いですよ。びっくりしました。とりあえずなにかお間違いではありませんか?他の人がいいんじゃないですか?と再確認するも、どうやら最終的に私のところへきたようで、それならばと行かせていただくことにしました。横浜ベイスターズ対ヤクルトスワローズ。会場は横浜スタジアム。なんともハマっ子らしい楽しみ方です。
仕事終わりで遅れての入場。なるほどこれは初めての光景です。会場の熱気と、すぐそこのグラウンドで行われている試合の「生」感は不思議とワクワクさせてくれます。スタジアムは想像以上に明るく、霞んで見えるくらい。自分の席を見つけてまずしたことは、周りを眺める。そして念願の売り子さんを呼んでビールを頼む。
木を隠すには森の中。その場に馴染むには周りに合わせるのが一番なのですが、周りはなにやらスタンディングでメガホン叩いちゃって、応援歌を歌ってます。楽しそう。したい、混じりたいのだけれど、なにしろ選手も分からないし、応援歌もわからない。うずうずしつつも、声も出さずにじっくり野球観戦。大丈夫なの?誘ってくれたのは嬉しいけれど、相手は本当にこれで楽しいのだろうか。とっても不安です。 私設応援団がチームを力強くバックアップ。 彼らの指示でどんな声援をするか決まる。
私設応援団がチームを力強くバックアップ。彼らの指示でどんな声援をするか決まる。
攻守の交代の間、審判同士でおしゃべりタイム。
攻守の交代の間、審判同士でおしゃべりタイム。
無言で見ていましたが、実はかなり楽しんでいました。生観戦をしてみるとテレビの中継とは違い、好きなところを見られるのでいいです。試合を見たり、審判の動作を気にしてみたり、観客を見ることもできる。マンウォッチング好きな私は飽きることがありません。 野球の面白さは生じゃないとわからないと身を持って実感。子供を野球好きにしたければ、小さい頃からスタジアムへ連れてくればいいんだとなと、子育ての事を考えたりしました。
テレビのようなうんちく解説の代わりに、近くのおっちゃんの野次も聞けたり、選手ごとの入場曲やキャラクターの踊りなど、わいわいがやがやお祭りの雰囲気に似ている気がしました。こんな大勢の人達が応援歌を歌って応援してくれて、こんな立派な設備の球場で野球をするなんて、さぞかし気持ちいいんだろうなと、今更ながら野球選手に憧れてみたりしました。 ヒーローインタビュー後にスタンドに挨拶にくる選手たち。 マスコットキャラクターもノリノリ。
ヒーローインタビュー後にスタンドに挨拶にくる選手たち。マスコットキャラクターもノリノリ。
初野球観戦は無事にベイスターズの勝利で幕を閉じ、試合終了後も観客によるコールがしばらく続いたのでした。次回があるならば選手や応援歌を覚えて、はじけるくらいに楽しみたいなと思いました。
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