宮崎県民

Vol.17

なるようになるさ。消極的な南国気質。
道産子の私が触れ合ったことのない県民、宮崎県民。素性を知るべく宮崎県民に出会ってきました。
Text:遠藤 香
-あまりにも温暖すぎる気候が、温和でお人よし、積極性に欠けるフラットな県民性を生みました。
そんな性格だから、都会のせかせかした生活は少々苦手な人が多いかもしれません。(ascom『出身県の性』より抜粋)
以上の情報のみを頼りに、今回宮崎県民の素性を知るべくネットを介して知り合った宮崎県民が上京するということで調査に行ってまいりました。
渋谷駅で待ち合わせ。待てども連絡すら入らなく、メールもつながらない。
こののんびりした感じは年間快晴日数、日照時間、平均気温が高いポカポカした風土だから、日向ボケでのんびりした県民性なのでしょうか。
そしてがっちりとした九州男児なのでしょうか・・・?
「名物にうまいものなし」とよく聞きますが、これは宮崎名物ひや汁。
味噌汁の冷えたものといったい何が違うのでしょう・・・。泥にも見えます。
遅れてくること30分。第一印象は宮崎の暖かな暖気を吸い取ったようなほがらかな人でした。早速食事ですが、やはりオーダーは豪快にボトル焼酎。 九州の人は本当に焼酎が好きなんですね。エンドレスに焼酎を煽っていました。
思ったほど方言はなく、比較的東京に近い言葉遣い。
終電をやりすごくこと二時間。ひたすら焼酎を飲み、気分が悪くなったのか突然帰宅宣言。
ascom『出身県の性』をこっそり見てみる。県民性として「あきらめめが早く、向上心や積極性に欠ける」と記述されているが、この終電の逃しっぷり、気の変わりっぷりもまさにこれかもしれないですね。
県民性なのか、はたまた個人の性格なのか・・・。なぞは深まります。
左:宮崎の米焼酎、赤とんぼ
日本酒のような味わいで飲みやすいです。

上:カメラを向けられるとすぐにピース。これも県民性なのでしょうか・・・。
丹精込めて作った農作物も、台風の襲来で一晩で吹き飛ばされてしまうことも多い宮崎県。この「焦ってもしょうがない」という気持ちが大きく作用しているのでしょうか。
今回初めて宮崎県民に触れ合い思ったことは・・・
「普通の人」でした。
たまたま会った人が普通のいい人だったので深く県民性を知ることはできなかったです。今度は宮崎県に赴いて徹底的に検証したいと思います。
宮崎メモ:在宅介護力指数1位/一日の生活時間の配分のうちスポーツに取り組む時間が日本一/焼酎の生成数量3位/一ヶ月あたりの消費支出46位
常にカメラを向けられるとサービス。
宮崎県民が全員こうだったら書イ業アルバムはすごそうですね。
ascom
『出身県の性』
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