岡山県[後編] Vol.18
ようやく晴れた岡山県。観光三昧です。
ついに完結ハジメテノ岡山県。岡山県の中心的観光地を巡ります。
BackNumber □ハジメテノ岡山県[前編] □ハジメテノ岡山県[備前焼編]
Text:堀江健太郎
午前中は前回の備前焼教室。焼き上がった陶器の送り先を記入すると、私が横浜の人だと知り、やたらと隣の大和市にある大和駅への行き方を訪ねてきた師匠。近々関東上陸なのでしょうか?そんな「おかやま備前焼工房」は観光地近くにあるので、体験が終わるとそのまま岡山城を目指しました。「お城」ってなんかいいですよね。学生の頃は歴史が大嫌いだった為、歴史上の人物も時代背景も全く知らない無知な大人になってしまいましたが、お城ってなんか好きです。行く先にお城があるとついつい寄ってしまいます。
岡山城は真っ黒です。通称「烏城(うじょう)」と呼ばれる黒塗りのお城に漆喰の白、そして金のシャチホコ。このパッキリしたコントラストがしびれるくらいにカッコイイ!城としては小さいけれど、この見た目は存在感があります。私のお城の楽しみ方は自分が歩兵となって、城主の首を取りに行くことを考えて歩きます。そうやってみるとお城には様々な意地悪が施されているのに気付いて面白いです。 岡山城の隣には日本三名園のひとつ「後楽園」があります。入場してすぐに見つけました!密かにコレクションしている記念メダルの自販機です。ウキウキで購入しようと財布を…、あれ?財布がない!いや、待てよ、冷静に考えれば財布を置き忘れるような事もしていないから、きっと車の中だ。うん、そうに違いないと自分を説得して、この場はお金を借りて購入。メダルは嬉しいけれど、なんだかソワソワ落ち着かない気分です。
表と裏で岡山の観光名所のコイン。嬉しいけど財布が気になります。
後楽園を見終わり車へ戻る足取りは気持ち早め。財布はやっぱり車にありました。安心してこれでもかってくらいに岡山駅周辺を練り歩き、夕方過ぎにお宿へ戻りひと休み。日が暮れた頃に倉敷駅近くのライトアップされた「倉敷チボリ公園」へ向かいます。遠目からみると電球の国のごとく建物から樹木にいたるまで電飾されています。でも電飾っていうのは遠目が綺麗で、近くで見ると電球見えてしまって、現実に引き戻されるような悲しい気分になります。今までなんとか持ちこたえていた天気も、再び雨が降り出してしまい、夜ご飯を食べて2日目も終了です。
左上:倉敷駅から「倉敷チボリ公園」への道のりはすでにこんな風にライトアップ。とても綺麗です
左下:チボリ公園のメリーゴーランドは様々な動物に乗れます。写真は魚を加えた猫。
右:夏は毎日花火をやってます。雨の合間を縫って打ち上げました。BGMは日本人が歌ったと思われる「サンバ・DE・ジャネイロ」
最終日は見事な晴天。よやく晴れの国らしい天気です。帰りの時間まで倉敷の街並みをのんびり見学です。倉敷には昔の街並みを今に残す為の「美観地区」というのがあります。1時間もあればぐるりとみて回れるくらいの範囲なのですが、古くもありどことなくモダンの雰囲気のする街は不思議と落ち着きます。
以上、初めての岡山県レポートです。初めての土地は、見るもの触れるもの全てが新鮮で五感六感刺激してくれます。岡山は穏やかな雰囲気で、のんびり歴史に触れたい時にお勧めの土地だと思いました。
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