子宮ガン検診

Vol.23

こんなとこ診てもらってスイマセン・・。
33歳にしてハジメテ子宮ガン検診にいってきました。
思い立ったのは会社の健康診断のついでに・・・という安易なもの。
Text:ハシ/ Illustration:遠藤 香
まずは予約しなきゃ。
てっきり予約がいるのかと思い病院へ電話してみると、しなくてもいいですとのこと。
ついでに当日何か準備していくものはないか確認してみましたが、「何もいらないですよー」とあっさり。でもやっぱり気になる。
どんなことをするのか・・・。
1番気になるところは服装。心の準備のためにHPで検索してみることに。
一般的に「子宮ガン検診」と言われるものには、子宮頸部細胞診と子宮体部細胞診の2種類があり、このうち最も一般的に行われているのは前者の子宮頸部細胞診の方です。
子宮ガンには子宮頸癌と子宮体癌がありますが、発生率は7:3と圧倒的に子宮頸癌の方が多く、このため通常は子宮頸癌に対しての子宮頸部細胞診のことを「子宮ガン検診」と称する場合が多いようです。
子宮頸部細胞診は、子宮頸部(膣の中に顔を出している子宮の出口の部分)から細胞をこすり取ってきて、プレパラートに塗りつけたあと固定・染色し顕微鏡で見て判断するものです。【以上検索結果より抜粋】
「こすり取って」 この言葉でちょっと痛そうなイメージがモヤモヤ。
でも他のHPを見ても「全く痛さを感じない」と書いてあるのをみて一安心。きっと私が受けるのも『子宮頸部細胞診』なのでしょう。
1番気になっていた服装は「フレアースカートがいいでしょう」と書いてあったので、とりあえずフレアーではないがスカートをはいていくことに。
当日。会社の健康診断が終わり、2回ほど行ったことのある婦人科の病院へ車で移動。
その病院は以前お友達に紹介してもらって、デッカイ総合病院とは違い『町のお医者さん』という感じの雰囲気があります。
「おじいさん先生だからいいよー」と前もって聞いていたので、エロエロで油ギッシュな中年先生だったら・・・あるいはスンゴイかっこいい先生だったら・・・など余計な心配もいらず。
そして今回もその病院へGO!!
と、駐車場に到着したと思ったらここで事件が!!2月に新車で購入したばかりの愛車ゴルフのミラーがガリガリガリ。
『町のお医者さん』なばっかりに駐車場が狭かった・・・。
気を取り直して中へ入ってまずは受付。
「子宮ガン検診お願いしまーす。」「ではこの用紙に記入してくださいねー。」と、アンケート用紙みたいなものを渡されて記入。
内容は、住所・氏名・年齢など基本的なものと出産経験はありますか?子宮ガン検診はハジメテor何回目ですか?など婦人科っぽい質問がいくつかあり、とっても簡単なものでした。[出産経験なし・検診ハジメテ]
後にお会計のに時解ったのですが、市内在住の人は補助金みたいなのがでるらしく、この用紙はそのためのものみたいで私が支払うのは1,000円だけでした。
※自治体により自己負担金の金額は違うようです。
待合のイスには誰もいません。時間帯のせいなのか雨のせいなのか解りませんが、私が1番のりでした。
イスに腰掛け、壁に貼ってある色々な検診のポスターを見て「次はどれ受けてみよっかなぁ」と考えながら
待つこと約5分。
看護婦さんに名前を呼ばれて診察室へ。
来たことがある病院はやっぱり安心だわぁ、とちょっと余裕気味。おじいちゃん先生に「検診ハジメテなんだね、受けといた方がいいよー。じゃぁ向こうの部屋でみますね。」とカーテンで仕切られた奥のほうへ移動。カーテンを開けて入るとすぐに[アノ椅子]が。(椅子っていうのかな?)
その横にはご家庭の脱衣場でよく見かける2段式のカゴ。
[アノ椅子]には私から先生の顔が見えないように下半身部分から下カーテンがついていて、その向こう側から看護婦さんが「そこで下脱いでくださいね、スカートははいたままでいいですからー。」「はーーい。」
パンツを脱いでカゴの中へ。
そこでまた疑問が!
「スカートはいつまくればいいのかな??」
言われてからでいいかと思い、そのまま椅子の上に乗るための階段(2段だけ)をのぼったはいいものの、「さて、どうして座るんだろ?」とまた疑問。まだスカートもあげてない。
カーテンの向こう側に看護婦さんの気配はなし。
このまま立ってるのもマヌケなので、とりあえず足おきばに足をおもいきっておいてしまい、あとはお尻をズルズルすべらせて前のほうへ。この時点でまだスカートはそのままなんですが、すでに足がパー状態なのであまり意味はなし。丁度お尻の位置のところに紙みたいなものが敷かれてて、そこまでお尻を持っていこうとズルズルしていると看護婦さんが「スカート上げてくださいねー。」
いつ見せるのかな・・・
看護婦さんが向こうでバスタオルを持ってくれてるのがカーテン越しにわかったので、スカートを上へ。
すかさずバスタオルをかけて大事な部分を隠してもらえました。ホッ。
そして先生登場。ピカーッとライトに照らされた下半身。
「こんなとこ診てもらってスイマセン・・。」となぜか申し訳なさを感じる私の心の中。カーテンの向こう側が明るくなり、「はい、力ぬいてねー、楽にねー」の声と同時に何かがズボ。
何をいれたんだろ・・・。
そしてしばらく奥のほうをガリガリ?とこすり取ってる感触が。「これか!こすり取るって!」と関心。
感触的には、口の中のほっぺの裏側部分を、棒のようなものでこすられてる感じっぽい。痛みはHPの通り全くなし。約10〜15分ほどで終了。そして椅子から降りるのが大変!足を乗せるより、下ろすほうが難しい。
下半身まるだしで必死で足をおろして急いでスカートもおろす。
パンツをはいてまたもとの診察室へ。結果は1週間後に郵送で家に送られてくるそうです。
これか‥!こすりとるって!
受付でお会計1,000円を支払って「ハジメテの子宮ガン検診」は終了しました。
痛くもなく、たったの1,000円で受けられるなんて。
年に1回は受けたほうがいいとのことだったので、また来年もぜひ受けようと思いました。
そして結果はといいますと・・・
このレポートを書いている(木曜日)時点ではまだ届けられていません。
でも今日か明日あたりには届きそうな予感がするので、締め切りに間に合えば報告したいと思います。ちなみに結果の評価はクラス1〜5まであり、1・2がセーフ、3以上は細胞に異常所見アリということで精密検査が必要になるそうです。3以上だったら報告しませんので、あしからず。
こんなところ見せちゃって・・・
TOPへ戻るTOPへ戻る 前へVol.22 ハジメテノ卒業制作鑑賞 Vol.24 ハジメテノラー博次へ この特集の一覧へこの特集の一覧へ

\29,000-