ペイント

Vol.28

何の変哲もないトートバックをちょろりとアレンジ?
微妙に小さく、使い勝手の悪いトートバックをほんの少しだけペイントして何かに活用できるようにしてみました。
Text/Photo:遠藤 香
誰もが持っていそうな変哲のないトート。我が家にもあったのですが何の使用用途もありません。部屋の小物を入れて取っ手にぶら下げてあるだけで、デザインも何も無し。そこで少しは可愛らしくなるようにペイントをしてみることにしました。使用するのは数回の洗濯では落ちることはないアクリラガッシュ。 今回は黒だけを使用します。トート自体は小さいのですが、かなり絵の具を吸い込むため約一本の使用です。防水加工の施されているトートの場合は一度洗濯しないと絵の具は乗りにくく、はげやすくなります。アイロンをかけておくと作業しやすいです。
無地のトート。B5より小さいくらい。
アクリラガッシュの黒を使います。
布地に絵の具を染み込ませていく為、バックの中に厚紙を適度な大きさに切りいれておきます。この際両面テープなどで軽く固定しておかないと、下敷きがずれた時裏まで染み出てしまいます、ご注意を。鉛筆でざっと下絵を描き絵の具をぺたぺた乗せていきます。この時水をある程度加えておかないと乾いた時に絵の具がパリパリになってはがれやすくなってしまいます。ある程度の水で布に染み込ますように作業します。時間はかかりますが根気よく!
お菓子の空き箱などでOK。厚手の方がいいでしょう。
筆は端以外は大筆でどんどん塗っていきましょう。
全体を塗り終わったら軽く乾燥させます。ドライヤーを使用すると早く乾きます。軽く乾いたら端の仕上げ。細筆に黒絵の具を染み込ませ端の斑を潰していきます。
筆のボソボソした風合いがお好きな方はここで終了です。最初にガムテープなどで形を作ってどんどん上から絵の具をのせていくのもいいかもしれませんね。塗った上にガムテープだと色がはげてしまうので太目のサイズのマスキングテープをオススメします。いずれも完璧に乾いてからはがしてください。
全体を乾かしてみると色むら、塗りのこしがわかりますので塗って乾かして…を根気よく繰り返します。裏にも絵を入れたい場合は表が完全に乾いてからにしてください。
こんなアバウトな絵柄でも最初のトートからは全然違うものになりました。
部屋のインテリアの色調と同じ色合いで作れば、ちょっとした小物を入れておくのに丁度いいかもしれません。全然必要のなかったトートですが自分で手を加えることにより、ちょっと愛情が生まれました。
興味のある人は色々チャレンジしてみるといいかもしれませんね☆
裏には雲の模様と「KUMO」の文字を入れてみました。
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