閻魔様のお告げを聞く

清澄白河駅からぶらぶら歩くこと20分。道を間違えたかと不安になった所でようやく到着。いよいよ閻魔様とご対面です。


法乗院 深川ゑんま堂

 こちらには閻魔大王がいるわけですが、どやら元はお地蔵様だったらしいです。お地蔵様が閻魔大王という恐ろしい裁判官の姿に変わり、我々に厳しい戒めを与えているのだとか。書かれていたお話によると、結局のところ『大変尊い仏様です。』と締めくくられてました。地蔵・閻魔・仏様。どれもつながりがいまいちよくわかりません。

 駅にあった看板によると、こちらの閻魔様は日本最大のハイテク閻魔大王座像だそうです。この『ハイテク』というのがとても気になります。百聞は一見にしかず。沿革はあとにして、閻魔様を拝見しましょう。


拝見

法乗院 深川ゑんま堂


検証

 はい、これが閻魔大王座像というやつですね。立てられている札には『閻魔大王地蔵菩薩』と書かれています。これまたすごいミックスですね。そして注目は閻魔様の左手。観音様が乗っかってます。もはや仏も閻魔様の手の中ということでしょうか?これを見てまず思いついたのは、地方の旅館や定食屋でみかける、各地の民芸品が所狭しと置かれている風景。木彫りの熊の隣に東京タワーみたいなあんな感じを彷彿とさせます。
 日本最大というので、どれだけ大きいんだかと思いましたが、それほどでもなかったです。


見どころ

 さて、この閻魔座像の手前には通常賽銭箱があったりしますが、ここには一見もぐら叩き?というような穴がいくつも開いています。穴には「家内安全」や「無病息災」といった定番を始め「がん封じ」「うそ封じ」といった様々なご利益らしい銘柄が書いてあります。どうやら自分の得たい利益の所へお賽銭を入れるらしいです。

 とりあえず今年も事故に遭わないようにと「交通安全」へお賽銭を入れたわけですが、すると閻魔様の横にある行燈に明かりが灯り、パヤャャ〜ン♪と幻想的な音楽が流れ始めました。続いて始まったのが野太い声で閻魔様の説教です。驚きというかなんというか、うまく内容を聞き取れず、とりあえず信仰を強めよ的な話を10秒ほどして終了。唖然です。

 これは面白いといろんな穴へ10円を投げ込む。さすれど、どうも閻魔様の説教は賽銭を入れたご利益とあまり関係ないような?まんまとハメられたというべきか、お賽銭沢山投げ込んでしまいました。そういえば駅にあった看板にも日本最大の『ハイテク』閻魔大王座像って書いてあったっけね。




さて、本日はここまで。今回こちらへは清澄白河という駅から行きましたが、門前仲町という駅からだと歩いて5分ほどでした。
明日はNewヒーローの登場です。
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